2012年3月2日金曜日

梅干しの話

世の中健康指向から減塩ブームですが、梅干しもご多聞にもれず減塩梅干しなるものが主流となっております。
減塩梅干しは本当に身体に良いのでしょうか?本来、梅干しは保存食でした。昔の梅干しは塩分濃度20%と非常に塩辛く、ぬるま湯などで塩抜きをして食べていたそうです。現在主流となっている減塩梅干しは塩分濃度8%、なかには5%で蜂蜜づけというものまであります。こうなるともはや梅干しとは言えないでしょう。
塩分を減らすことでカビが発生します。このカビは毒性が高く発ガン物質ともいわれており、そのために妨カビ剤を添加しております。プロの梅農家でも15%が無添加でできる減塩の限界といわれております。
完熟梅を使った梅干しは香りが良く、疲労回復に効果があるとされるクエン酸の含有量も多く、白く結晶化するほどです。ですが、身持ちが悪く潰れやすいため通常販売されている生梅は実が固い状態です。
南高梅の産地である和歌山県みなべ町の中本農園では無農薬栽培、無化学肥料。使用している塩も天日塩のみという徹底ぶり、しかもつぶれ梅といううことでお値段も非常にリーズナブル。ぜひ一度お試しください。
いつでも試食できます。

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