農家に農業で一番大事なことは何ですか?と聞くと、ほとんどの人が「土づくり」と答えます。では土づくりとは何ですか?と聞くと答えはバラバラ。中には考え込んでしまう人も。土づくりが大事といいながらも土づくりをきちんと理解していない農家が多いのも事実です。私はこの質問にいつもこう答えます。「土壌の有効性微生物の多様化」と。
つまり土をつくるのは微生物なのです。では微生物をふやすのには具体的になにをすれば良いのか、それは水はけが良く水持ちが良い土をつくる。一見矛盾するようですが、大雨のあとでもすぐに水が引き、日照りが続いても乾燥しない団粒構造の土といううことになります。砂地の土壌ではたい肥を投入して粘りのある土壌に改良します。逆に粘土質土壌には水はけの良い砂や木質系のチップなどを投入します。
畑の微生物(好気性微生物)は水分率50~60%を好みます。その他微生物の繁殖には温度や栄養分などの条件がありますが、まずは適正な水分率を維持できることが第一です。
写真の現場はほんまもん市に参加を希望されている農家の圃場です。ほんまもん市では新規参加農家の圃場をみさせていただき土壌診断をして今後の栽培に役立てて頂きたいと思っております。
家庭菜園などの相談も承りますので気楽にお声をかけてください。
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